タクシードライバーとは

01.安心・安全なお仕事

「タクシーの仕事は、交通事故が怖い」「夜間一人でお客を乗せるのは怖い」という話はよく聞きます。もちろん交通事故に関しては一般公道で営業するのですから、全くないとは言えません。しかし、タクシーは必ず始業前に自分の乗る車を点検し安全な状態であることを確認します。車を運転する前に点検を必ずする人は少ないのではないでしょうか?一般の会社で車を運転するよりも安全が確保されています。さらに、始業前のアルコールチェックなど、健康状態にも注意を払っています。

夜間の営業でのタクシー強盗の報道などを目にしたこともあると思います。これらの事件は確かに存在しますが、現在逮捕されなかったケースはありません。警察では逮捕率が非常に高い犯罪である、と言われています。さらに、現在の千葉県内のタクシー会社では、ほとんどの車両にドライブレコーダーを搭載しています。ドライバーさんは一人で営業しているようでも、会社からきちんと安全を見守っています。タクシーの運転はとても安全なのです!

ドライバーになると「道がわからないので無理」という人がいます。その点もご安心ください。タクシー車両にはカーナビが完備されています。もちろん、新人研修などでベテランドライバーが同乗し、装備の操作や道路の状況などを親切に教えてくれます。

今年から千葉県でもトヨタ製の新型タクシー専用車両「JAPANタクシー」が走り始めています。LPGと電池のハイブリットで地球にも優しい車です。街中を颯爽と走るタクシー車両に乗る自分を想像してみてください。

02.自分の時間を自由に
使える

「タクシーのドライバーは夜遅くまで働かされて、自分の時間が持てない」という声をよく聞きます。これって本当でしょうか?

タクシードライバーの基本的な勤務形態は「隔日勤務」になります。これは会社によって多少の差はありますが、1回の勤務が約20時間程度となり、この勤務を1日と考えると翌日は明番となり休みです。1日おきに勤務して、2回サイクルで1日の公休がきます。この勤務方法で1か月で換算すると、12回勤務18回休日となります(勤務明けを休日の計算)。実はタクシードライバーは1か月では働く日数より休みの方が多くなるのです。この休みの時間をどのように使うかは個人の自由です。もちろん、夜間勤務中には休憩時間を取ることもできますし、食事の時間も確保されています。

この自由な時間を、介護など家族の都合に合わせたり、旅行などの趣味に使うことも自由自在。例えば大好きな鉄道の写真を取りに行くこともできるのです。自分の都合によっては、勤務を交替してもらうことも交渉次第。まとまった休みを使う予定があるときは会社に相談してください。上記の時間を自由に使いたい人の他に、育児などの家族の都合で昼だけ働きたい人や、お金を貯めて目標を達成するために、稼げる夜間勤務を中心に働く人など、各自の都合に合わせて働き方自由なことがタクシードライバーという職業の特徴なのです。

時間的な自由さと働き方的な自由さの、2つの自由を上手に使うことが出来れば、今までにない完成度の高い人生になるのではないでしょうか。

02.安定収入を得られる

「昭和のバブルの時代は、タクシーのドライバー儲かったけどなぁ」と思っている人はたくさんいるでしょう。もちろんあの時代は、浮かれたお金が世間を支配しており、まだ電車があるのにタクシーを使って東京から千葉まで帰ることもありました。では、現在はどうなのでしょう?タクシードライバーは賃金的に厳しい職業なのでしょうか?

そんなことはありません。前項でも述べている通り、働き方や時間的な自由を謳歌できる安定的な職業であると言えます。特に千葉県では、東京のように街を走りながらお客様を探す「流し営業」はほとんど無く、お客様がタクシーに乗るために並んでいる「駅構内営業」や、お客様の要望に応じて無線で迎えに行く「無線配車」がほとんどです。これらの方法は、休前日の深夜に繁華街でお客様を捕まえるより、はるかに効率的で安定的なのです。

これらの地場のお客様に乗っていただくことは、「流し営業」で見ず知らずの人を乗せるより安全です。それらのお客様が「また利用したい」と思っていただけるような運転と接客が安定した収入につながっていきます。この様な営業隔日勤務や夜間勤務を合わせれば、十分稼ぐことが出来ます。

さらにタクシー会社各社では、タクシードライバー未経験者を歓迎しています。普通2種運転免許取得も、タクシー会社が費用負担で取得することが出来ます。2種免許は一生モノの個人所有物ですので、自分の資格取得のためにも有利な仕事と言えるでしょう。

04.社会貢献・やりがい
・生きがい

タクシーのドライバーをすることは、自動的に様々な社会貢献を行うことになります。タクシー会社各社はお客様に安全なタクシーを、さらに便利に効率的に使っていただけるよう様々な工夫をしています。

その一つが地域のお年寄りに使っていただけるよう開発された「介護タクシー」です。介護タクシーは専用の特別車両に、専門の介護ヘルパーが付いて機能します。お年寄りが安全に乗車できるように、またそのご家族が安心して利用していただけるように、より高度なサービスをタクシー会社は提供しています。さらに、その介護士の資格取得サポートも多くの会社で実施しています。

介護タクシーまではいかなくとも、一般の車両でも「ウェルキャブタクシー」として車イスの搭載や、御身体のご不自由な方が乗りやすいように座席が回転するタイプの車両などがあります。新型のJAPANタクシーはこの機能が更に進化し、車イスがそのまま座席のポジションに積み込むことが可能です。

女性ドライバーは、これから多くの需要が見込まれています。妊婦のお客様にあらかじめ登録していただき、陣痛が来たときに救急車よりもスムーズに病院までお送りするサービスなどは、女性ならではの対応がお客様に喜ばれています。車両の進歩と高度なサービスが、これからのタクシーの主流となります。